アトピー肌への使用もOKの低刺激の化粧水について

アトピー体質だとなかなか合う化粧水に巡り合えなくて探すのが大変ですよね。
良い成分がたくさん入っている化粧水を探すより、シンプルで肌に合ったタイプを探すことに着目してみましょう。

 

肌を回復させることを考える

 

全身の肌には常在菌が存在し、良い菌と悪い菌のどちらもあります。
良い菌と悪い菌のバランスがとれていて、表皮ブドウ球菌と呼ばれる良い菌が優勢な方は健康的な肌を保ちやすいです。
元々お肌には生まれてくるまでは菌がいませんが、生まれてすぐに一緒にいた人の菌をもらって成長すると言われています。

 

例に挙げると東京女子医科大学の出来尾 格医師は、自身がアトピー性皮膚炎であることから、自分の表皮ブドウ球菌を培養して自分の肌に戻す研究をしています。
最先端の治療では表皮ブドウ球菌を減らさないようにして、増やすことが良いと言われています。
ですから洗顔やクレンジングはやり過ぎず、なるべく表皮ブドウ球菌を失わないようにケアすることが大切です。

 

肌の体質は生まれた瞬間に決まっている!?

 

生まれてからすぐに母親に抱っこされることが多いですよね。
ですから母親の常在菌の割合をそのまま受け継ぐことが多いということが医師の研究から分かっています。
お肌の質にかかわるのが腸内環境ですが、産道を通るときに母親の腸内細菌も受け継ぐと言われています。
日頃、当たり前に行っている洗顔は、顔に存在する良い菌も洗顔やメイククレンジングなどで落とされてしまいます。

 

善玉菌が元の状態に戻るのにおよそ半日かかると言います。
ですから常在菌が元の状態に戻るまでの間、化粧水で水分を補い乳液で閉じ込めるというのがここ最近の考え方です。
アトピー体質の方は元々の良い常在菌の数や割合が少ないと言われています。
ですから平均的な人と同じように洗顔やクレンジングを繰り返していれば、表皮ブドウ球菌が回復する暇がありません。

 

なるべく最低限の洗顔やクレンジングを心がけて、肌が元気になるようにしていきましょう。
メイクの必要が無い日は素肌で過ごしたり、なるべくクレンジングをしなくて良い日を設けましょう。
また夜しっかり洗顔するのであれば、朝は軽くぬるま湯で汚れを落とす程度にするなどお肌の負担を軽くするように心がけましょう。

 

アルコールなど刺激のある添加物を避ける

 

多くの化粧水のベースとして含まれているのが、エタノールなどのアルコールです。
エタノールは傷口の殺菌に使いますから、良い菌まで殺菌してしまうことになります。
傷口でさえ最近は常在菌の力を利用することを優先し、殺菌せずに治癒力を高める方法が推奨されつつあります。

 

毎日2回は顔につける化粧水ですから、アルコールで殺菌し続けるのはかなりの刺激になります。
またアルコールは揮発性が高いので、蒸発する際に強烈に水分を奪ってしまう可能性があります。
アルコールを含んだ化粧水は、ニキビなどの炎症を起こしている場合には有効なこともあります。

 

どちらかと言えば脂性肌でニキビ体質の方が一時的に使ったり、男性用コスメとして使うのにお勧めされます。
アトピー肌の方はお肌を殺菌してしまうと、かなり逆効果になりますのでアルコール類を含んだ化粧水は使わないようにしましょう。

 

シンプルな成分の化粧水を使う

 

化粧水の成分表記を見ると、わずか5種類程度の記載のタイプもあれば、30種類も40種類も書かれている場合もあります。
植物由来成分50種類配合などと明記されていると、すごくお肌に良さそうな気がしますがアトピー肌には逆効果です。

 

植物は危険から身を守るために毒性があるものも多いので、それに反応してアレルギー症状を起こす場合も考えられます。
アトピー肌の場合、何に対して刺激を感じたりアレルギー症状が出るのか分かりません。
それなのに数十種類も配合されていたら、どの成分にかぶれたのか見当もつかない場合もあるでしょう。

 

アトピーの場合は特に肌の回復がゆっくりですから、肌への負担が少ないシンプルな成分の化粧水がお勧めです。
アルコールや人工香料などの肌への刺激になる添加物は排除し、セラミドなどの潤い成分が配合されたシンプルな化粧水を選びましょう。

 

パッチテストを行ってから顔に使う

 

カラー剤やパーマ液などもパッチテストをしてから使うように明記されていることも多いですよね。
合わない化粧水が多い方は、パッチテストを事前に行ってから使い始めると肌トラブルのリスクを最小限にできます。

 

以前は試供品を配っている化粧品メーカーも多かったですが、最近はサンプルセットを購入するケースが多いと思います。
基礎化粧品を変える場合は、最初からたくさん買いこまずに少量を入手してパッチテストを行いましょう。
化粧水をしみこませた絆創膏を二の腕の裏側などに貼って、2日程度様子を見てみましょう。
かぶれたり痒くならないか、赤身が出ていないかなどを確認して、アレルギー反応が出たら使用を見合わせましょう。

 

一番人の目につく顔に毎日使うものですから、化粧水は慎重に選ぶのが良いですね。
店舗で衝動買いするよりテスターをパッチテストに使ったり、ネットで成分や口コミを調べてから購入するかを決めましょう。

 

お肌に良いものをと考えて、色んな方法を試しすぎるのは逆効果のケースも多いです。
なるべくシンプルなケアをしてお肌が回復するように心がけるのがお勧めです。